• 設計

    VUILD株式会社

  • 施工

    VUILD株式会社(木部)、太陽工業(膜部協働)、 株式会社瀬戸技建(基礎部)

  • 構造

    佐藤淳構造設計事務所

  • 膜部設計

    太陽工業

  • 金物

    株式会社ヒラミヤ

  • 建物面積

    9.7㎡

  • 延べ床面積

    9.7㎡

  • 最高高さ

    3.9m

  • 主要用途

    屋外会議室 (NO密オフィス)

  • 場所

    神奈川県鎌倉市御成町5-42

  • 竣工

    2020年11月

  • 撮影

    黒部駿人(竣工)、池田礼(施工)

鎌倉のとある敷地内にある、焚火を囲む会議室の計画。
地面との設置点を減らしつつも、煙突効果が期待できるボリュームを目指した。
周辺の環境を取り入れながらも、内省的な居場所となるように、敷地内の3つの方向が1点で絡まりあうような3重螺旋の光の空間を考えた。

設計から竣工まで3か月という限られた時間のなかで、大きく変化する意匠・構造・幕に対応するため、抽象モデルから部材加工データまでの全てのモデルを「Grasshopper」を用いて設計管理を行った。

離散的な縦リブ材と、三重螺旋の外周材にかぶさった、立体縫製された幕がブレース機能を果たし、構造が成立している。

通常なめらかな螺旋構造を作る際、部材がねじれるが、5軸CNC加工機BIESSEで加工した平面部材を立体に接合することで、乗用車で運搬可能な少ないパーツ数で疑似的になめらかな螺旋構造を作りだしている。